百歳体操おもりカバー作製への取り組みについて

  • いきいき百歳体操とは?

  •                                  平成29年8月21日
                        NPOワークショップ’99 代表理事 秦 栄子
  •  いきいき百歳体操は、いすに腰掛け、準備体操、腕や脚に軽い重り(錘の数で調節)をつけて筋力アップや、ストレッチを1回30分、週2回程度行い、筋力・運動能力が上がるように工夫された体操です。百歳まで元気にと、高知市の理学療法士が開発したのが、効果が評価され全国に広がりました。 城東区でも、10年ほど前から保健師さんが、集会所、老人いこいの家、公営団地の集会所などで、 高齢者の転倒防止にと始めましたが、ワークショップ’99はその頃より城東区で唯一の作製団体でした。当初は、障害者の方が作製していることから、おもりカバーひとつひとつに、ワークショップ’99の団体名を、保健師さんが、親切に縫い付けて頂いていました。腕や脚につける重りのケースは、パソコンケースを工夫しながら、いろいろと改良し、ワークショップ’99で、ミシンの出来る障害者が縫って加工してきました。NPO障害者団体としては、利用者さんへの還元金が少しあれば良いので、コストはかなり安く出来たと思います。
     いきいき百歳体操の成果判定のため区の保健師の方が筋力測定など行い、効果を確認するなかで、生活機能チェック項目において、口腔機能が低下している方の割合が多くみられ、口腔機能向上を行うことで、栄養改善も見込まれることから、城東区では、平成22年度から口腔機能向上に効果のある「かみかみ百歳体操」を地域展開しています。
     平成29年4月に始まった大阪市の総合事業は、現行相当型の訪問系サービス事業者による「生活援助型訪問サービス」と、介護予防事業の「いきいき百歳体操」がポイントで、「生活援助訪問サービス」によって介護人材のすそ野を広げる一方、いきいき百歳体操で元気高齢者を増やして、地域づくりを行っていく計画です。介護人材不足が予測される大阪市が、「10年後を見据えたサービス(基準緩和型)」と位置付ける生活援助型訪問サービスは、現行相当型の指定事業者の下で、現行相当型の対象者以外の要支援者、事業対象者を対象に、市の研修を受講した介護人材による調理、掃除、買物、洗濯などの生活援助が提供されることとなりました。
     「生活援助サービス従事者研修」(2日間、計12時間)は、介護職員初任者研修の科目を参考に大阪市が設定し、市の在住者が対象で、平成28年度は10回の研修で、350人が応募しうち284人が修了しました。この資格で訪問介護員や他市の総合事業のサービス提供者にはなれませんが、修了者がハローワークへ登録することでサービス事業者との円滑なマッチングを目指しています。
     そのような流れの中で、平成28年度からは、いきいき百歳体操は大阪市全域で実施する事となりましたが、ワークショップ’99は、城東区ですでに5、6年の作製実績があり、大阪市から全面作製の依頼を受けました。小さな障害者のNPO団体で、数の多さに不安もありましたが、結局は大阪市の他施設で作製できる所も無く、他の区役所、地域活動協議会その他個人の注文も入り、年度末には大変な数になりましたが、みんなの力でやりきる事が出来て非常に達成感のある活動となりました。
     あとから聞くところによると、当初の大阪市の計画では、高齢者1万人に10カ所のいきいき百歳体操会場を目指して、5年後には700カ所70万人を目標に据えたところ、初年度の平成28年度で、388カ所まで一気に広がったとのことです。高齢者の増加に伴い予算の少ない中、高齢者の地域で活動できる場としての、いきいき百歳体操推進に対して、少しでも協力できたことを、喜びとして、今後も、さらに努力してまいりたいと、思います

  • 大阪市介護予防・日常生活支援総合事業         平成29年3月29日

  • ・ 介護予防・生活支援サービス事業 ⇒ 必要度に応じた多様なサービスを提供
      介護予防訪問介護
      〔訪問型サービス〕
       ①介護予防型訪問サービス(現行相当型)
        内 容   :訪問介護員が身体介護、生活援助を提供
        対 象 者 :既に介護予防訪問介護を利用されている方
             新たに利用される方で認知機能低下のある方や身体介護が必要な方等
       ②生活援助型訪問サービス(新)(基準緩和型) 移行後
        内 容   :本市研修の修了者等が生活援助を提供
        対 象 者 :「現行相当型」の対象者以外の方  
        報酬単価:「現行相当型」の75%程度
       ③サポート型訪問サービス(新)(短期集中型)移行後
        内 容   :うつ予防・口腔・栄養のプログラム(3~6か月程度)
        対 象 者 :閉じこもりの方、口腔の機能向上や栄養改善の必要な方
      介護予防通所介護
      〔通所型サービス〕
       ①介護予防型・通所サービス(現行相当型)
        内 容   :3時間以上の食事・入浴等および機能訓練
       ②短時間型・通所サービス(新)(基準緩和型)移行後
        内 容   :3時間未満の食事・入浴等または機能訓練
        対 象 者 :サービス利用開始時の慣らし利用、入浴のみの利用など
        報酬単価:「現行相当型」の70%程度
       ③選択型・通所サービス(新) (短期集中型)移行後
        内 容   :運動・口腔・栄養のプログラム(3か月程度)を提供
        対 象 者 :運動・口腔の機能向上又は栄養改善の必要な方
    ・ 一般介護予防事業 ⇒ 住民主体の介護予防活動を推進
       一次予防事業
       二次予防事業  再構築 一般介護予防事業 いきいき百歳体操の普及を支援
    ・地域介護予防活動支援事業
    ・地域リハビリテーション活動支援事業 など

  •  ● いきいき百歳体操おもりカバー等の販売について

  •   生活介護NPOワークショップ’99では、いきいき百歳体操で使用するおもりカバーを
      障害のあるメンバーが一生懸命作製し販売しています。
      おもり(1本0.2kg)は6本まで入れることが出来ますので必要数を合せて購入して下さい。
      店頭販売の他、郵送をご希望の方は専用のFAX用紙に必要事項を記入の上ご注文下さい。
      ※名入れの場合は、ご相談ください。

      販売場所 生活介護・NPOワークショップ’99
       * 住所 : 〒536-0016 大阪市城東区蒲生4-8-14
              地下鉄鶴見緑地線、今里筋線  「蒲生4丁目」下車 
              4号出口 南(鴫野方面)へ徒歩2分 ( 約180m )
         電話 : 06-6180-1190
         FAX : 06-6180-1191
       * 営業時間 月曜日~金曜日(10時~16時)
       * 在庫がない場合がありますので事前に電話連絡をお願いします。
       * 販売商品
        ◎おもりカバー 1個  500円    100個以上まとめると単価450円
         色は4色(黒・桃・青・緑)からお選び頂けます。     
        ◎おもり    1個  220円
       * 郵送の場合は+送料(料金は個数によります)。
         在庫の状況により作製に時間を頂く場合があります。   
      おもりカバーに使用できるおもりの本数は6本ですが、多くの方が2~3本で使用
        使用されています。
        一人分のおもりカバー(左右で2個)+おもり(例えば左3本、右3本使用)で
        価格は2,320円となります。    
  •  ● いきいき百歳体操おもりカバーの販売状況

  • ● いきいき百歳体操おもりカバーパンフレット    

  • ● FAX注文用紙                  

  • ● 大阪市城東区内での百歳体操実施拠点

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